2032年12月に地球に衝突?小惑星「2024 YR4」

本当に怖い話ですね。

皆様方は、如何お感じになりましたか? 

7年後の話です。

信じられますか?というわけで。

でも、こういうニュースは有難いです。

色々な事を、考えさせてくれます。

何かの時の備え、それは本当に常日頃からですね。

それは、さておき。

それでは皆様方、良い連休をお過ごし下さいませ。

寒さ厳しいですから、お体暖かくしてお過ごし下さいね。

それでは、また。


【参考】

著者: Jamie Carter


【引用元】

2032年12月に地球に衝突?小惑星「2024 YR4」の被害想定と核爆弾で軌道変更できない理由

2/21(金) 10:30

Yahoo!ニュース

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【参考】



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直径約40~90mの小惑星「2024 YR4」が、2032年12月22日に地球に衝突する可能性が取りざたされている。米航空宇宙局(NASA)の地球近傍天体研究センター(CNEOS)は今月18日、衝突の確率を3.1%に引き上げたが、その後一晩で収集されたデータに基づき、翌19日には1.5%に引き下げた。


小惑星「2024 YR4」が2032年12月22日に衝突するおそれがある「リスク回廊」


もしも実際に衝突が起こった場合、どのような被害がもたらされうるのか。そして、核爆弾を使って小惑星の軌道をそらすという手が使えそうにないのはどうしてかを解説しよう。


■衝突の威力は広島型原爆の500倍


地球近傍小惑星「2024 YR4」は現在、地球に向かう進路をとっている。直撃コースなら、秒速17km(時速6万km)の猛スピードで衝突することになりそうだという。米誌WIRED(ワイアード)によると、地球大気圏内で空中爆発する可能性が高いが、その衝撃力はTNT火薬換算で8メガトンに相当し、広島に投下された原子爆弾の500倍もの威力になると推定されている。


国際小惑星警報ネットワーク(IAWN)によれば、「2024 YR4」が地球のどこかに衝突するおそれがあるのは2032年12月22日。落下地点となりうる帯状の「リスク回廊」は、太平洋東部から南米北部、大西洋、アフリカ、アラビア海、南アジアにまでまたがるとされる。


IAWNが2025年1月29日に「2024 YR4」の衝突リスクに関する警告を発して以来、50カ所を超える観測所で計350回におよぶ観測が行われてきた。今を逃すと、地球上からこの小惑星を観測できる機会は、次に「2024 YR4」が地球に接近する2028年後半まで待たなければならない。


衝突クレーターの大きさは小惑星の20倍?


■「2024 YR4」が地球に衝突したらどうなる?


英ダラム大学物理学部のリチャード・J・ウィルマン博士は「記録が残っている歴史上、最も状況が類似しているのは1908年のツングースカ大爆発だろう」と述べている。「直径約100mの隕石が地球大気圏に突入して空中爆発し、シベリアの森林2000平方kmが壊滅的な被害を受けた」──この被害面積についてウィルマン博士は、ロンドン首都圏の外環をつなぐ環状高速道路M25の内側とほぼ同じだと指摘する。


「2024 YR4」は石質(S型)小惑星とみられているが、このタイプは地球に衝突する前に爆発する傾向がある。主成分が硬い物質の場合、それが地表に衝突してクレーターを形成する可能性がある。「小惑星の種類にもよるが、目安としては、クレーターの大きさは衝突物体のサイズの約20倍だ」とウィルマン博士は言う。「つまり直径100mの小惑星なら、クレーターの直径は2kmになる」


「2024 YR4」をめぐってはさまざまな想定がなされており、ほとんどは地球に衝突しないというものだ。とはいえ、天体衝突から地球を防衛するプラネタリーディフェンス(スペースガード)の分野では、小惑星の直撃や空中爆発による衝撃波で都市が破壊されたり、津波が発生したりした場合など、あらゆる被害シナリオを検討する必要が生じている。衝突地点が砂漠だったり、海洋上空で爆発したりすれば、大きな影響は出ないとみられている。


■宇宙機の体当たりで軌道変更は可能か?


NASAは2022年9月26日、プラネタリーディフェンスの世界初の技術実証ミッションとして、探査機を小惑星ディモルフォスに体当たりさせて軌道を変える「二重小惑星進路変更実験(DART)」に成功した。「2024 YR4」に対して同じ対策はとれるだろうか。


2028年になれば、できるかもしれない。ただし、もし「2024 YR4」が岩塊の集積によってできたラブルパイル(瓦礫)天体であれば、探査機を衝突させることで状況が悪化するおそれがある。


地球近傍小惑星(NEO)を監視している欧州宇宙機関(ESA)のNEO調整センター(NEOCC)のマネジャーで、イタリア・フラスカーティにある欧州宇宙研究所(ESRIN)で小惑星の早期検出ミッション「NEOMIR」の研究に携わる科学者のルカ・コンベルシは、こう指摘する。「衝撃を与えた瞬間にバラバラに崩壊し始め、直径40~50mの岩の塊だったものが無数の小さな隕石に分裂するかもしれない。そうなったら、細かい破片のすべてがどうなるかを予測することは不可能だ」


■「2024 YR4」の軌道変更に核爆弾は使えない?


核爆弾を使って小惑星の軌道変更を試みるというのは、最後の手段であり、最も効率が悪く、最も危険な解決策だ。


「核爆弾には2つの問題がある。まず第一に、この手法は実証実験が一度も行われていない」とコンベルシは説明した。政治的な影響も大きい。「DARTのように宇宙機を打ち上げて失敗しても、不運だった、仕方ないで済むが、核爆弾を搭載して打ち上げた機体が高層大気圏で爆発したら、どうなるだろうか? リスクを負う以上、そのリスクは労力に見合うものでなければならない」


Jamie Carter


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